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ぱんちょなゴルフ道

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2008年12月05日

電車に乗れない。。。

 あれは突然のことであった。

 高校1年生のこのワタクシは、なぜか小学校卒業と同時に東京の中学校に去って行った弟が夏休みに帰郷したタイミングで、弟の世話になっている人がいる岡山に彼を連れて行った。弟は3歳違いなので中学校1年生であった。
 当時奈良に住んでいたので、京都まで近鉄電車で向い、京都から新幹線に乗って岡山に着いた。
 目的の人の家には数時間いて、昼下がりに岡山を出て家に戻り始めた。
 
 大の阪神ファンである我々兄弟は、「せっかくなので甲子園に行くかっ!」と考え、帰りは新神戸で降りて、地下鉄、阪神電車と乗り継いで甲子園に行った。
 試合のことは覚えていない。(ということは負けたのか。。。)
 
 またまた阪神電車と地下鉄と近鉄を乗り継いで、奈良県内のターミナル駅に着いた。
 乗り換えの電車に足を踏み入れようとした瞬間、このワタクシは、突然「あかんわ。乗られへん」と思い、プラットフォームのベンチに逆戻りしてしまった。
 妙に心拍数が上がっているような気もしたし、お腹がすいているにもかかわらず吐き気もするは、息をしている感じがしないはで、まったく自分の行動をコントロールできない。
 弟も妙な感じで様子を窺っていたが、「ちょっと休憩するわ」ということでベンチにしばらく座っていた。
 少し落ち着いたので、数本あとの電車に乗ったのだが、1駅目でまたまた同じような症状が出てきて、まったく関係のない駅で下車。
 結局、最後の数駅だけで2時間くらい掛かってしまう有様であった。


 (時は、26年流れて、、、)
 数日前、家の近くのコンビニの本棚というか、本の並べてあるラックの前で、このワタクシは思わず立ち止まってしまった。
 『電車に乗れない人たち』という本が並べられてあったのである。
 もうすっかり忘れていたあの26年前の出来事がフラッシュバックのように蘇ってきた。
 逆にあの経験がなければ、このタイトルの本には目が留まらなかったであろう。
 中身も見ずに買ってしまった。

 『電車に乗れない人たち』は、臨床心理士の松本桂樹さんという方が書いた本で、副題として「大丈夫、パニック障害は治るよ」と付されてあった。
 中を読み進んでいくと、まさにあの四半世紀以上前にこのワタクシが経験したことが、幾つかのパニック障害の例の一つとして書かれていた。

 「電車に乗ると急に心臓がドキドキして、息ができなくなる」
 「突然、時も場所も関係なく、激しい動悸と吐き気に襲わる」
 こういう症状に襲われる人が最近増えているようである。
 そして、こういう症状を「パニック障害」と呼んだりするらしい。

 高校1年生だったこのワタクシは、その後も何週間かは電車を乗るということに恐怖を覚え、いつでも降りられるような電車にしか乗れなくなってしまったのである。急行に乗れば当然早いのだが、急行はいつでも降りられるというわけではないので、必ず各駅停車である。
 とはいえ、その症状が起こったのは夏休み中だったので、実際のところあまり実害はなかった。
 もし「パニック障害」という言葉を知っていたら、それが気になって病院に駆け込んだり、モンモンと悩んだのかもしれないが、「なんとかして電車に乗らないと学校に行けない」と自分を鼓舞し続けた結果、いつの間にか、普通に戻っていた。

 本に書かれている症例の方々は、社会人の方々なので、電車に乗れないと仕事にならないので、事は大変である。
 おまけに、パニック障害になる原因の一つは「過度のストレスや不安感」のようなので、「過度のストレス」→「パニック障害」→「電車に乗れない」→「電車に乗れないということを悩む過度のストレス」、、、と負のスパイラルに陥ってしまうわけである。

 本には、パニック障害に陥りやすいタイプとして、「鍵をかけただろうか、忘れものはないだろうか、見落としはないだろうか、、、などと強迫的な不安感から逃れられないタイプ」や「人の目を気にしすぎるタイプ」が挙げられていた。
 何を隠そう、このワタクシ、家を出る前の「部屋の戸じまりの確認」、「ガス栓の確認」、「表の鍵の確認」だけで、数分は掛かってしまうくらいの心配性である。
 夜一旦電気を消したあとに、「財布はどこにおいたっけ?」と金も入っていない財布を探すこともしばしばである。
 つまり、このワタクシ、立派なパニック障害だったわけである。
 そんな人に対して著者は「いいかげんでダラシナイ生き方を目指せ」と教えてくれている。
 もっとも、それができれば苦労をしないのではあるが。


 今年厄年のこのワタクシは、年初来ロクなことが起こらない。
 そんなタイミングでこの本に出会ったのはある意味ラッキーだったのかもしれない。
 この本を読んだことで、過去の人生を振り返るいいキッカケになったのである。
 要するに、今まで自分が生きてきた中で自分の体に起こったことが、「パニック障害」ですべて説明が付くのである。

 全ては、中学に入るくらいから起こるのだが、、、
 まず、授業の前とかにトイレに何回行っても、まだトイレに行かないといけない衝動に襲われたのである。
 これがピークを迎えるのは高校入試の本番で、もう試験が始まろうとしているのに、トイレから離れられなくなってしまい、危うく棄権してしまうところであった。
 その直後に起こったことは冒頭に書いたとおりで、電車に乗れなくなってしまったのである。
 その後も、「戸じまりの確認」、「ガス栓の確認」、「鍵の確認」を何度も行ってしまうのは今日現在まで続いている。
 また、車に乗っているときに、コツンと何かが当たった時なんて、「人をはねたのではないか」と、その場所まで戻って確認するなんてことも頻繁(ハンザツではない by 麻生)にある。

 たぶん、このワタクシのパニック障害は重症の方に入るのではないだろうか。
 つまり、過度のストレス状態に常にあると言った方が良いのかもしれない。
 それが原因なのか、26歳のときには会社で目眩で倒れそのまま1週間入院したし、38歳のときには、ある日突然内臓の一部が機能停止し、これまた2週間入院。いずれのケースも、入院した瞬間に症状は改善してしまった。つまり、医者曰く、「会社というストレスから解放された」かららしい。
 27歳のときには突然顔の右半分が動かなくなりリハビリに数か月入院することにもなってしまった。医者は「ストレスです」としか言わない。原因の分からないことは全てストレスと言っている気がしないでもないが。
 最後に入院たときのお医者さんが言っていたことが興味深い。
 「ストレスって、その人の弱いところに出るんですよ。円形脱毛になる人は頭皮が弱く、胃がダメになる人は胃が弱く、あなたの場合はいずれのケースも神経を直撃していますね。。。」
 ある意味、頭皮が弱かった方が、顔の半分が動かなくなるより良かったのかもしれない。


 そもそもこのブログにこんなことを書いている場合ではなく、医者に早く行くべきなのだろうが、どういうわけか妙に今開放感に浸っている。
 今まで、自分がトイレから離れられなかった男である(これはもう過去のことだ)とか、戸じまりの確認に時間を掛けているような男(これは現在進行形)であるという部分を見せることはなく生きてきた。
 このブログにも、今から思えばパニック障害が原因で起こった話を、そうは書かずに、話を脚色して面白おかしく書いてきた話は枚挙に暇はない。(例えば、「「女子大」のまま男子募集へ!?」、「膀胱に緊張感」)
 厄年を迎えて、ようやくそれを公にできるような男に変わりつつあるということ、つまり人の目を気にしないという方向に向かいだしたことが妙に喜ばしい。
 そして、これからも今までの生き方を全面的に変えるつもりはないし、自分の今までに起こったことが(多分)パニック障害によるものだと分かった以上、パニック障害とは仲良く付き合っていきたいものである。


 ちなみに、このブログにコメントを書いて貰うと、キチンと「コメント返し」しようという強迫観念に常に駆られている。
 今後は、「いいかげんでダラシナイ生き方を目指」し、台北競馬場さん(って誰?)のくだらないコメントは、適当に無視するようにしよう。。。

 でも、とりあえずまずは病院に行こう。


(関連エントリー)
 「東京の空
posted by ぱんちょなあおのり at 01:00| Comment(10) | TrackBack(0) | ぱんちょなエッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
その後も、「戸じまりの確認」、「ガス栓の確認」、「鍵の確認」を何度も行ってしまうのは今日現在まで続いている。

>心配なさらないで下さい。実は、私にも以前この症状があったんですよね。そこで、私は、家を出る際にチェックすべきことのリストを事前に作成し、実際に外出する際に確認完了の○を付けていく作業をするようにしました。すると、確認が1回ですむようになりました。

それと、パニック障害の件ですが、私にも多かれ少なかれ存在していました。私の場合は、“自分自身の負担をなるべく減らす”という方法を取りました。抱えているものが多くなると、それらがストレスになったり、心配事が増え、パニック障害がひどくなっていくような気がしたので。(あくまでも私の場合の対処法ですが)
Posted by エースナンバー18 at 2008年12月05日 01:53
 衝撃のカミングアウトで重たい話ですが、最後から2行目で少し救われました(笑)
 それでも、今日もコメント返しをしているぱんちょさんが凄いのか、それがいけないのか、判断の難しいところですね。
Posted by 大和撫男 at 2008年12月05日 01:57
遠慮せずに適当に放置してください(笑)
Posted by 台北競馬場 at 2008年12月05日 07:56
何も知らないでコメントを沢山書いていましたが、ごめんなさいね。
なんとなく,神経細やかな人なんだろうな、と思っていましたが、
そういう症状があったのですね。
辛そうですね・・・
ブログは楽しんで書かなければ、あまり意味がないと思うので、
疲れたりした時は、少しお休みされてはいかがですか?
ぱんちょさんの心身の健康があってこそ、できることだと思いますから。

パニック障害の人,多いのですね・・・
私の知り合いも電車に乗れず、ついには会社を辞めて、
家で仕事をするようになってしまいました。
お医者さんに通うようになって少し回復したようですが。

ぱんちょさんも、お大事になさって下さいね。
(私へのコメント返しは不要です^^)
Posted by ひまひま at 2008年12月05日 12:38
エースナンバー18さん、

>実際に外出する際に確認完了の○を付けていく作業をするようにしました。

 これは名案ですね。
 取り入れる方向で検討してみます。
Posted by ぱんちょ at 2009年01月26日 01:54
大和撫男さま、

 確かに。。。
Posted by ぱんちょ at 2009年01月26日 01:55
台北競馬場さま

 そうします。
Posted by ぱんちょ at 2009年01月26日 01:55
ひまひまさま、

 コンビニで本が売られているくらいなので、たくさんの人に発症している現代病なのかもしれません。
 ある意味、メタボリックシンドロームのように、見た目で分かるものではないので、もっと深刻なような気がします。

 もっとも、このワタクシの場合は、現代であってもなくても同じだったような気がしますが。。。
Posted by ぱんちょ at 2009年01月26日 01:58
こんにちは、まいです

電車に乗れないパニック障害なんて
あるんですね
そういうのは知らなかったです。
でもその後の26年間不便はなかったんですか?
電車に乗れないと通学も不便なはずなのにと思いました
また来ます
Posted by 麻衣(ムダ毛格闘中) at 2009年05月26日 14:29
麻衣(ムダ毛格闘中)さま

 とりあえず、電車に関しては、あの数ヶ月以外は大丈夫でした、、、今のところ。
 
 また来てください。
Posted by ぱんちょ at 2009年05月27日 04:02
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