記事を読むかぎり、この忍ちゃんには非常に親近感を覚えてしまうのである。
「当初はコースの内側に寄って運動量を減らそうとする素振りも見せたが、、、」なんて、なんとこのワタクシのようなのか。もっとも、その後は真面目になったところが、このワタクシとはまったく違うのであるが。既に多少とはいえ減量に成功しているところは見習わないといけない。
できれば、このワタクシも飼育係の井上真弓さん(26)に飼育してもらいたいっ!! そしたら、真面目に減量すると思うのですが。。。
いずれにしても、一度上野動物園に見に行って、このワタクシにも真弓さん、、、じゃなかった、忍ちゃんの精神力を注入してもらおうと思います。
しかし、よく考えれば、野生の動物を動物園に置いているのは人間なのだから、太ってしまったそもそもの原因は人間にあるような気がするのだが。。。
(引用)
肥馬 中年太りで病気、6キロ減量に成功 上野動物園
東京・上野動物園で暮らすミゼットホース「忍(しのぶ)」(雌、17歳)が、4月からダイエットに取り組んでいる。血行不良から起きるひづめの病気に苦しんでいるが、その背景に体重オーバーや運動不足が考えられるためだ。冬に痛みがひどくなるため、11月までに「12キロ減」が目標。1カ月半で早くも6キロの減量に成功し、来園者も声援を送っている。
ミゼットホースは馬の中では最も小さい。88年9月生まれの忍は、人間なら40代。体高は約90センチで、ぽっちゃりとした姿が人気を集めてきた。
ところが10年ほど前、ひづめと骨を結び付ける葉状層(ようじょうそう)に血液が流れなくなる「蹄葉炎(ていようえん)」を発症。悪化すると、ひづめが腐敗、壊死する恐れもある病気だ。寒さで血の巡りが悪い冬には激しく痛む様子で、歩くのがやっとだという。
忍はもともと運動嫌いで、4月の体重測定では117キロ。標準とされる約90キロを大きく超えた。「血行不良の改善には、減量と運動が必要」という獣医の指摘を受け、毎日20分間の有酸素運動をさせることにした。主に午前中、飼育員と並んで走ったり、手綱を持った飼育員の周囲を回ったりしている。当初はコースの内側に寄って運動量を減らそうとする素振りも見せたが、間もなく懸命に走るようになった。
忍がいる園内の「ともだち牧場」には、「減量大作戦」と看板が掲げられている。家族4人で来た仙台市の佐藤翔太ちゃん(4)は走る忍に「頑張れ」と声をかけ、会社員の父昌隆さん(33)も「人間より真剣ですね」とほほ笑んだ。
担当の飼育係は川崎繭さん(27)と井上真弓さん(26)。駆ける速さを3段階に分け、忍が飽きないよう工夫している。川崎さんは「冬はまるでロボットのように歩き、痛々しかった。早くやせて元気になれば」と話している。
(毎日新聞) - 5月23日17時22分更新
(引用終)