そりゃ、いくらなんでも初対面の人を罵ったらいかんでしょう。
以下の記事にイロイロと書いてあるが、要するに人間関係なんて、その一瞬で決まるわけではなく、長い間の積み重ねで決まるわけで、同じ発言に対しても、日頃の行いがよいAさんの発言なら「問題なし」で、日頃の行いが悪いこのワタクシの発言なら「けしからん」となるものである。初対面なら当然人間関係が構築されていないので論外である。
そもそも、初対面の人に初めて見せる自分の姿って普通は重要なはずなのに、「オレは初対面の人を『デブ』と罵る男です」と見せている時点で、このおっさんはあきまへんな。そんなおっさんを市議に選んでいる住民にも問題はあるが。。。
こんなことを偉そうに書いているこのワタクシも立派な「水平方向の努力を必要とする」人間ではありますが。。。
(引用)
【PJニュース 08月01日】− 今年1月、山梨県のスナックで初めて会った20代の女性客を「デブ」とののしった55才の大月市議が侮辱罪で拘留29日を言い渡されるという事件があった。「デブ」「そんなに太ってどうするんだ」などと公然と侮辱したのだそうだ。これは論外としても日本人は人に会うと「やせた?」「太った?」と気軽に聞く。同じ事をアメリカ人に英語で聞くのは控えた方がいい。Did you get fat?(太った?)と聞くのは大変礼を失した事なのだ。
「差別語が先か、差別が先か、アメリカのPCとは」で、「背の低い(short)」が「政治的に正しくない」というので vertically-challengedなんていう造語が急きょ作られたが、「太った(fat)」はhorizontally-challenged(水平方向の努力を必要とする、太った)となろうか。
実際使っている人は見た事がないが、ファットは厳禁である。「アメリカン・アイドル」のあの辛口コメンテーターであり、イル・ディーボのプロデューサーのサイモン・コーウェルが、マンディーサというかなり体格のいい参加女性に対して「もっと大きいステージが必要だな」と言った事があり、後に謝っている。
どうしてもというなら "Did you put on some weight?(少し体重が増えましたか?)"ぐらいに止めておくべきである。
肥満が社会問題化するアメリカだが、身体的な特徴やハンディキャップをことさらに取り立てて言う事は「政治的に正しくない」以前にマナーの問題である。
日本人は「デブ」だけでなく、あろうことか妻を「ブタ」と呼ぶ夫がいるとテレビ番組で紹介していた。こうなればもうモラルハラスメントである。「デブ」が拘留29日なら「ブタ」「ブス」「ババア」にも同等の罪科に処して欲しいものだ。
(引用終)