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ぱんちょなゴルフ道

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2007年10月01日

窓側の座席

 久しぶりにバンコクにやって来た。(なお、バンコクはこれからの話に何の関係もない)

 基本的に、午前中に出発する外国行きの飛行機に乗るときは、前日は徹夜することにしている。
 首都の国際空港をトンでもないところに造った役人と政治家のおかげで、例えば朝の10時台の飛行機に乗るとなると、東京の都心に住んでいるこのワタクシですら、6時には起きていないと話にならない。他の人はどうかは判らないが、少なくともこのワタクシにはそんな時間に起きるという芸当はできない。よって、「寝ない」という戦法で臨むことになる。
 とにかく寝ないように頑張って飛行機に乗り込んでさえしまえば、あとは到着まで熟睡だ。
 なお、日本の近くの国に行くときは大変である。徹夜しても飛行機の中での睡眠時間が十分に確保できないので、到着地でのその日の仕事は全くもってはかどらない。(「いつものことだろ」という声が聞こえてきそうだが)

 というわけで、10時台のバンコク行きの飛行機に徹夜で乗り込んだ。
 年を取ってきたのか、最近は明け方にガックリと眠りに落ちてしまいそうになるので、4時くらいには成田に移動し、空港近くの24時間営業のゴルフ練習場で、球を打って無理やり起きている状況だ。

 飛行機に乗るときは、可能である限り窓側の席に乗ることにしている。
 空が晴れていると、時折信じられない絶景に出くわすことがある。そして、その絶景は、窓側の一列に座った人しか見ることができない。反対側の窓側に座っただけで見逃すような絶景も多い。
 夜のニューヨークで着陸できずに上空を旋回したときに空から見たマンハッタンの夜景や、雲一つない満月の夜に、見えるはずのない富士山の輪郭だけが浮かび上がったり、、、枚挙に暇がない。
 そのような絶景に出くわしたときの快楽は、さながらサーファーがもの凄く良い波を捕まえたときの快楽に似ているとでも言おうか、とにかくそれを体験した人だけが独占できる快楽である。
 さて、その窓であるが、昼間の場合は太陽の照っている方の窓側に座ると、当然ながら窓のシェードを閉じないと眩し過ぎるので、自ずと行き先によって太陽と反対側の窓を選ぶようにしている。
 、、、とウダウダと個人的な薀蓄を書いてはみたが、そこまでして座席を選んでも徹夜の影響で寝ていることのほうが多い。。。

 バンコク行きの飛行機は、ほぼ定刻どおりにゲートを離れ滑走路に向かった。
 滑走路を走り出す轟音が睡眠の合図である。まるでパブロフの犬のように、あの音を機内で聞くと眠りに落ちてしまう。
 フワッと飛行機が浮き上がった瞬間からの記憶は全くない。

 飛行機のタイヤがドンッと滑走路に接地する衝撃で目が覚めるのが通常ではあるが、今回に限っては、機内があまりに寒かったために、不覚にも途中で目が覚めてしまった。
 右の窓側に座っていたこのワタクシは、まだ飛行しているのか着いたのかも判らず、いや、そもそも飛行機の中にいることすら判っていないような寝ぼけた感覚で辺りを窺った。
 すると、いきなり珊瑚礁に囲まれた大きな島と幾つかの小さな島が目に飛び込んできた。
 小さな島には飛行機が着陸しようとしている様子も窺える。
 しばらく経つと、また比較的大きな島が二つ見えてきた。
 むむむ、この島の配置は、先島諸島に違いない。
 最初の大きな島が宮古島、そして石垣島、西表島と思われる。

 そういえば、数年前に宮古島に行ったときに、宮古島の隣の伊良部島のちょっと先(ニュアンスが微妙だが)にある下地島に日本でも有数の立派な空港があると聞いて、渡し舟に乗って見に行ったことがある。
 言ってみてビックリ、本当に立派な滑走路を持った空港に数機のジェット機が止まっていた。
 聞くところによると、今はパイロットの訓練用にしか使われていない空港とのことであった。
 その夜は下地島に泊まり、空を見上げると、満天の星を縫うように、絶対にこの島には着陸することのない航空機が何機も上空を通過していったのである。
 こんな立派な空港があるのなら、永遠に完成しないであろう土地の高い首都の国際空港に金を投入するより、ここをハブ空港にでもして世界と繋げばよいのにと思ったものである。
 そんな事を思った自分が、今は上空を通過している。









 石垣島と西表島の間には、小浜島という小さな島があり、このワタクシも何回かゴルフに行ったことがある。
 石垣島に新空港が建設されるためその建設予定地に入ってしまったゴルフ場が廃止されて以来、ゴルフは小浜島まで行かないとできない。
 石垣島に泊まりながら、船でゴルフに行くというのは結構乙なものである。
 そのゴルフ場には、日本最西端と最南端のティーグラウンドまである。フェアウェイで孔雀が羽を広げていたりして、なかなか普段は味わえないようなゴルフ環境を経験することができる。













 もっとも、ゴルフそのものは相変わらずの出入りの多いスコアにしかならなかったが。
 そのゴルフ場も上空からハッキリと認識できる。
 地上のティーグラウンドからグリーンを見ると、とてつもなく遠い距離に見えるし、実際になかなかグリーンに球が乗らないのだが、窓から見たら1センチくらいの距離しかない。これなら苦労しないのだが。
 いずれにしても、すぐにでもリベンジに訪れたくなってきた。

 なんて思っていると、いきなり眼下は白い雲に覆われ、これらの島々よりはるかに大きい台湾はまったく見ることもできず、そのまま再び眠りに落ちてしまった。

 今まで同じ路線を何度も何度も乗っているが、これだけハッキリと先島諸島が見えたことはなかった。
 単に、寝ていたのか、座る側を間違えたのか、天気が悪かったのかは判らない。
 今回たまたま目が覚めた数十分間だけ空が晴れていて諸島を目視できたのは非常にラッキーだった。

 飛行機のタイヤがドンッと滑走路に接地する衝撃で目が覚めたら、そこはいまだ真夏のバンコクだった。
ラベル:
posted by ぱんちょなあおのり at 22:06| 奈良 ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | ぱんちょな紀行文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
久しぶりの名作ですね。久しぶりは余計だと言われそうですが。。。
Posted by 私設秘書 at 2007年10月01日 23:09
>久しぶりは余計だと言われそうですが。。。

 まったくその通りである。
Posted by ぱんちょ at 2007年10月02日 03:51
ぱんちょ様

>基本的に、午前中に出発する外国行きの飛行機に乗るときは、前日は徹夜することにしている。

私もそのようにしているのですが、なかなか機内で熟睡ができません…。(例えば欧州行きの直行便なら1時間ぐらいしか眠れません…)

何かアドバイスを頂けないでしょうか。

宜しくお願い致します。
Posted by ハットトリック at 2008年02月01日 20:40
ハットトリックさま

 これは難問ですね〜。
 このワタクシの場合、飛行機に限らず、いかなる場所でも熟睡できる特技を持っています。
 だから、アドバイスしようにも、このワタクシが聞きたいくらいです。
 
 とはいえ、まだ飛行機に乗りなれていなかった頃は、恐怖感の方が睡魔に勝っていたので、よく眠れませんでした。
 だから、このワタクシの場合、一つには「慣れ」のような気がします。
 また、飛行機に限らず、睡眠の目的は、体の疲れを取ることと、脳や神経の疲れを取ることの二種類があると思います。っていうか、人間国宝の衣笠氏が言ってました。
 衣笠氏によると、眠れないときは、ベッドの上で横になっているだけで、少なくとも体の疲れは取れるものだ、とのことです。結果的に、そういう考えのもと、あまり眠れないことを気にせずボッ〜としていることにより逆に眠れたりもする、ようなことを言ってました。(要するに、「眠れないということを考える=脳が活動する」のを抑止する、ということを言っていた感じ)

 なお、どうしても眠れないときは(ってほとんどないのだが)ドリエルを活用しています。
Posted by ぱんちょ at 2008年02月02日 01:04
ぱんちょさま

貴重なアドバイスに大変感謝しております。

どうもありがとうございました。

それにしても、東京は冬本番を迎えてとても寒いですね〜。

暖かい沖縄でのんびりしたいものです(笑)。
Posted by ハットトリック at 2008年02月02日 06:58
ハットトリックさま

 来週は、沖縄キャンプ地巡りの予定です。
Posted by ぱんちょ at 2008年02月03日 04:40
ぱんちょさま

えっ、ホントですか??

いやはや羨ましいかぎりです…。
Posted by ハットトリック at 2008年02月03日 11:12
 いやはや、仕事なもんで。。。
Posted by ぱんちょ at 2008年02月03日 13:50
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