そのバタバタしている理由が仕事ならいいのかもしれないが、ほとんど個人的な理由でバタバタしているのである。
ところで、今から10年以上も前の話なのだが、彼女が冬眠するという珍事に出くわした。(以下抜粋:「冬眠しない熊、冬眠する女(2007年01月10日)」より)
(抜粋)
このワタクシの誕生日は1月の下旬である。
あるとき誕生日が日曜日であったにもかかわらず、彼女がすっぽかしたのである。
彼女の言い訳は、「寒いので冬眠していた」であった。
そのまま、彼女の冬眠のために、我々は数ヶ月会わなくなって別れた。
「オマエは熊かっ」と言いたかったのを我慢した記憶があるが、今では熊でも冬眠に苦労する温暖化時代である。彼女はどうしているのだろうか。
ちなみに、このワタクシの誕生日を二ヶ月くらい過ぎた3月の下旬に彼女と連絡をとって「もう冬眠は終わったか」と聞くと、「もうちょっと」と言っていた。。。
女性より熊の方が理解できるような気がする。。。
(抜粋終)
そんなこんなで、その彼女がその後何をしているのか、どこにいるのかもまったく判らない。
冬眠から覚めた(?)あとに結婚したらしいという話を風の噂で聞いたことはあるが、事実は分からない。
その彼女に出会うまで、ボクの好みの女性のタイプと言えば、「知的かつ美形」であった。(参照:「裸の学生運動」、「セクシーすぎて。。。」)
しかし、その彼女たるや、いわゆる一つの「天然」というものであった。
だいたい、「寒いので冬眠していた」という発言自体が、まったくもって天然である。
とはいえ、それが憎めないというのが、恋する男(?)の悲しい性である。
それ以来、ボクの好みの女性のタイプは、「知的かつ美形」もしくは「天然」となってしまった。
とはいえ、「知的かつ美形」と「天然」は正反対である。
結果的に、ボクの好みは、自分よりとてつもなく賢い女性か、とてつもなくアホな女性に完全に二極化してしまい、普通の女性には興味すら抱かなくなってしまったのである。
先日の昼下がり、打合せの帰りに銀座を歩いていると、こじゃれた喫茶店の中にいた女性と思わず目が合った。
たまたまガラスの外を見ていたその女性と、たまたまボーっと歩いていたボクの目が合うなんて偶然にしてはスゴイものであった。
よく視界に入った何かが気になってもう一度目線をそっちにやることがあるが、そのときも、目が合った瞬間は思わず目をはずしてしまったのだが、頭の中では何かが気になったので、もう一度その女性に目をやった。
間違いなく、あの冬眠女であった。。。
いや、冬眠女に酷似ている女性であったというべきだろう。
見た感じ、冬眠女よりは知的である。
いずれにしても、1,000万人以上も人がいるこの東京都で簡単に知っている人に出会うわけはない。
その夜、最近はほとんど使っていない携帯電話が鳴った。
その携帯電話は、回線だけを維持していて、自分からはここ数年掛けたことのない電話である。
というか、携帯電話にもかかわらず、家から持ち出されることもないのだ。にもかかわらず、最近路上で拾われるという珍事が起こったイワクつきの電話でもある。(参照:「携帯電話でロマンス」)
昔に知り合った人がこの携帯の番号しか知らないとまずいと思い、とりあえず基本料金だけ払い続けているのだが、最近ではほとんど鳴ることもなく、先日なんか、たまたま通り掛かったauショップで解約しようと思ったにも関わらず、自分でも電話番号が思い出せず解約できなかったくらい使っていない。
電話してきたのは冬眠女であった。
のっけから、「今日私を無視したでしょう?」と言い出した。
「というか、そっちは、こっちを10年以上も無視してまっせ」と言う間もなく、「まったく、つれないんだから」ときたもんだ。
その後、話があっちに行ったり、こっちに行ったりしながら、10分ぐらい話した挙句に、「また掛けるから」と言って一方的に電話を切った。
普通は、干支が1周するくらいの期間も会話をしていなかったら、近況報告から入るべきだろうが。。。
すごく妙な気分にはなったが、翌日にはすっかりそんな事を忘れて夜のニュースを見ていると、また普段使わない携帯が鳴った。
今回は、「こっちがまた掛けるって言っても、普通は、男から掛けてくるもんでしょう」が最初の言葉であった。
「いやはや。。。」と言う間もなく、またまた一方的に話して、「また掛けるから」と電話は切られた。
そう言えば、あの頃もそうだった。
いつも「一方的に話して、一方的に切る」のが彼女のやり方だ。
あの頃、それなりに激務が続いてボクにとっては、それが非常に楽であり、ある意味、心地よかったものである。
今、電話で彼女のやり方に接していると、あのときの冬眠の理由なんてどうでもいいって気がしてしまうのが不思議である。
そんなやり取りが数日続いた後、数年ぶりに会うことになった。
銀座の喫茶店。
やはり、彼女の「見た目」は少し知的になっていた。
しかし、中身は相変わらずの天然であった。
知的に見えたのは、老けただけなのかもしれない。
あれから10年も経っているのだ。
それにしても、相変わらず彼女の口ぶりはあの頃の延長のような感じである。
「ところで、いつ冬眠から覚めたのだ?」
「たった今、春になったもん」と彼女は答えた。
彼女が「(冬眠から覚めるまで)もうちょっと」と答えたあの10年以上も前の3月下旬は、まったく何事もなかったように、今年の3月下旬に繋がった。
天然の彼女の相手は大変である。
おかげで、最近このブログの更新ができないくらいである。
少なくとも、「冬眠しない熊、冬眠する女」の内容を変えるのが先決かもしれない。
このブログの存在をまだ知らない彼女にバレるとヤバイから。。。
(新内容)
このワタクシの誕生日は1月の下旬である。
あるとき誕生日が日曜日であったにもかかわらず、彼女がすっぽかしたのである。
彼女の言い訳は、「寒いので冬眠していた」であった。
そのまま、彼女の冬眠のために、我々は数ヶ月会わなくなった。
「オマエは熊かっ」と言いたかったのを我慢した記憶があるが、今では熊でも冬眠に苦労する温暖化時代である。
でも、このワタクシの誕生日を二ヶ月くらい過ぎた3月の下旬に彼女と連絡をとって「もう冬眠は終わったか」と聞くと、「たった今、春になったもん」と彼女は言った。
やはり、女性の冬眠は熊より短いようだ。。。
(新内容終)
ラベル:男女の機微
いやはや、気付いていただいてありがとうございます。
毎年の4月1日と同じように恋愛ネタも書いておかなければと思い、当日の夕方から必死に頭を捻って、それこそ捻出したものでした。。。(かなりデキが悪くて自己嫌悪に陥っています)
それと、bergkatzeさんのブログを一度真面目に全部読もうと思っていたのですが(こちらの回線状態が悪く、なかなかネットサーフィンする気が起こらない。。。)、遂に読み込みました。
トンでもないことに気付きました。
女性だったのですね。。。
先日もこんな会話があったような。。。(http://panchona.seesaa.net/article/78462536.html)
どうもコメントを下さる全ての方が男性と思い込んでしまっているようです。。。
これも4月1日バージョンだったんですか!?
ふたつもウソつくなんて…
っていうか、ものすごくあり得そうなウソじゃなくて、素人にもわかりやすく、あり得なさそうな話にしてください。。。
ウソとは人聞きの悪い。。。
おまけに、あり得なさそうな話だと思うのだが。。。
↓ひょっとしてこれかな?
http://panchona.seesaa.net/article/87902005.html#comment
違ってたらごめんなさいm(_ _)m
http://panchona.seesaa.net/article/78462536.html#comment
つくづく自分であきらめが悪いなあと思っております(^^;)
()までがURLと一緒になっていたようです。
これです。
↓
http://panchona.seesaa.net/article/78462536.html
とはいえ、他のもの掘り出していただきありがとうございます。
とりあえず、女性という前提で過去にいただいたコメントを読み返してみたら、確かに女性のような気がしてきました。。。
絶対に他にも男性と思い込んでいる人がいるような気がします。。。
力作です!!
いやはやそれほどでも。。。